騎乗日誌1鞍目 [乗馬]
今回お世話になった乗馬クラブには、あらかじめ8月末に見学に行きました。
地図を頼りに行った先にはできたてホヤホヤの厩舎やクラブハウスがあって、
とってもいい感じです。
この時はまだものすごく暑くて、まっ昼間に乗ったらバカになりそう…と思いました。
9月中旬、予約を入れていざ再チャレンジ乗馬1鞍目。
この日はぐっと涼しくなっていたので上は長袖のスポーツウェア。
下はストレッチのきいたコットンパンツ。
靴はメレルのジャングルモック(スリッポンの軽アウトドアシューズというのか)。
手には滑り止めゴムのイボイボ付き軍手。
とりあえずはこんなもので乗れるので、乗ったことない人もびびる必要はありません。
ヘルメットと、脛につけるチャップスというものを貸してもらいます。
このチャップスもサイズがあるし、ベルクロで調節可なので太い足でも楽々カバー♪
たぶんレンタル用なので、ベルクロなんだと思います。
インストラクターさんのチャップスはファスナーだったので、これだと調節はききません。
見学の時に「手入れもしたいんですが、可?」と聞いておいたので、
馬装前のブラシかけをやらせてもらいました。
今回乗る子はホクトくんというお馬さんです。
ブラシをかけたら、
「ブラシ好きなんですよ、鼻の下が伸びてる♪」とインストラクターのS(若い体育系らしい女性)さん。
気持ちいいと顔がゆるむのは馬も人と一緒ね(笑)。
馬場でSさんが下乗り(馬の準備運動)してから、いよいよ私の番です。
聞いたらホクトくん、なんとまだ3才ですって!
ピチピチの少年じゃないですか!
そんな若い馬初めてだ…。
大丈夫なのか?初心者同然の私が乗っても。
乗ったらホクトくんはおとなしいいい子でした(ホッ)。
まあ、そんなに乗れない人に、難しい馬は乗せないよね。
向こうも私を知らないわけだし。
乗ってから、「どのくらいやってました?」と聞かれたので、
「小さい障害の練習までです」と答えたら、
「あ、わかりました」とおっしゃったので、通じたようです。
歩かせていたら「かたいです、楽しく乗りましょう!」と言われ、
そーかそーかそういうスタンスですか、それなら良かったと安心しました。
部活の練習は厳しかったから、つい緊張しちゃってたんだな。
指示を出してもらいながら、軽速歩で馬場をグルグル走ります。
軽速歩(けいはやあし)はパッカ、パッカというリズムで騎乗者が腰を少し鞍から上げる乗り方です。
これはただの速歩より、楽な乗り方。
ただし、馬のコントロールはしづらくなります。
1周もしないうちに『腿がつらい…ひい~』です。
日常生活ではあまり使わない『足を内側にしめる』動作を乗馬ではします。
あの通販でおなじみレッグ○ジックと一緒!
脚だけでなく、腰の中の筋肉さんにもがんばってもらうと楽になります。
心拍数も上がるし、筋トレと有酸素運動を一緒にやってるみたいだ~。ひ~~。
(うまくなれば、たぶん有酸素運動だけになるんだろう)
「長い間乗ってなくても体が覚えてますね。リズムもとれてます。」
と言われ、一安心。
体力、筋力の衰えはいかんともしがたいけども…
引き続き軽速歩をやっていたら、なんだか左腿に異変が…。
「あ、脚がつりそうです~」
ちょ、ちょっと馬を歩かせながら休憩。はあはあ。
左腿の付け根の外側あたりがつりそうになっていたので、ストレッチなどしてなんとかする。
なにかっていうと左足が故障しやすいな、私は。
その後また軽速歩をやって、Sさんが言う。
「今日は駈歩までやらないでおこうかと思ってたんですが、駈歩、やってみます?」
え…なに、その微妙な。
きっとホクトくんは大丈夫な子なんだな。そうですね、先生!
ホクトくんはまだ右手前(右足が1歩目になる)が苦手だそうで、左手前駈足に挑戦。
「扶助、覚えてますか?」
「内方姿勢とって外方脚使う…」
「ちょっと違う…」
「え」
「内方姿勢とって、内方脚でスッと前に押し出す感じ。外方脚は壁です」
高校時代に教わった扶助と違うので、とまどっていたら、
「覚えてるので出してみてください」とのことなので、やってみるけどうまくいかない。
Sさんが鞭(べん)を貸してくれて、再チャレンジ。
鞭のお陰で動きが良くなったホクトくん。
ところが駈歩1歩目はたしかに出てるんだけど、私が邪魔してしまい出せない。
手綱を引いてしまったり、駈歩がちゃんと出る前にこいで(駈歩の時体をブランコをこぐような体重のかけ方をすること)しまったり。
でも、ホクトくんは1歩目をちゃんと出してくれてるんだ。
私のやりたいことは伝わっているんだ!
そう思って集中して扶助をしたら…
すうっと駈歩が出たーーー!
そのあとも必死にこいで、脚を使い駈歩を続けられました。
やったー!
今のはわかった。タイミングが合ったって。
愛撫(馬の首を叩いてほめること)をベシベシしてホクトくんに感謝しました♪
乗り終わったあともホクトくんにブラシをかけてやって終了~。
…で、そのあと筋肉痛と戦うことになったわけです。
あとで調べてみたら、駈歩の扶助は内方・外方どちらもありみたいです。
外方の方が出しやすいらしいから、初心者向きなんだろーか。
今度は落ち着いて内方で出してみたいな。
地図を頼りに行った先にはできたてホヤホヤの厩舎やクラブハウスがあって、
とってもいい感じです。
この時はまだものすごく暑くて、まっ昼間に乗ったらバカになりそう…と思いました。
9月中旬、予約を入れていざ再チャレンジ乗馬1鞍目。
この日はぐっと涼しくなっていたので上は長袖のスポーツウェア。
下はストレッチのきいたコットンパンツ。
靴はメレルのジャングルモック(スリッポンの軽アウトドアシューズというのか)。
手には滑り止めゴムのイボイボ付き軍手。
とりあえずはこんなもので乗れるので、乗ったことない人もびびる必要はありません。
ヘルメットと、脛につけるチャップスというものを貸してもらいます。
このチャップスもサイズがあるし、ベルクロで調節可なので太い足でも楽々カバー♪
たぶんレンタル用なので、ベルクロなんだと思います。
インストラクターさんのチャップスはファスナーだったので、これだと調節はききません。
見学の時に「手入れもしたいんですが、可?」と聞いておいたので、
馬装前のブラシかけをやらせてもらいました。
今回乗る子はホクトくんというお馬さんです。
ブラシをかけたら、
「ブラシ好きなんですよ、鼻の下が伸びてる♪」とインストラクターのS(若い体育系らしい女性)さん。
気持ちいいと顔がゆるむのは馬も人と一緒ね(笑)。
馬場でSさんが下乗り(馬の準備運動)してから、いよいよ私の番です。
聞いたらホクトくん、なんとまだ3才ですって!
ピチピチの少年じゃないですか!
そんな若い馬初めてだ…。
大丈夫なのか?初心者同然の私が乗っても。
乗ったらホクトくんはおとなしいいい子でした(ホッ)。
まあ、そんなに乗れない人に、難しい馬は乗せないよね。
向こうも私を知らないわけだし。
乗ってから、「どのくらいやってました?」と聞かれたので、
「小さい障害の練習までです」と答えたら、
「あ、わかりました」とおっしゃったので、通じたようです。
歩かせていたら「かたいです、楽しく乗りましょう!」と言われ、
そーかそーかそういうスタンスですか、それなら良かったと安心しました。
部活の練習は厳しかったから、つい緊張しちゃってたんだな。
指示を出してもらいながら、軽速歩で馬場をグルグル走ります。
軽速歩(けいはやあし)はパッカ、パッカというリズムで騎乗者が腰を少し鞍から上げる乗り方です。
これはただの速歩より、楽な乗り方。
ただし、馬のコントロールはしづらくなります。
1周もしないうちに『腿がつらい…ひい~』です。
日常生活ではあまり使わない『足を内側にしめる』動作を乗馬ではします。
あの通販でおなじみレッグ○ジックと一緒!
脚だけでなく、腰の中の筋肉さんにもがんばってもらうと楽になります。
心拍数も上がるし、筋トレと有酸素運動を一緒にやってるみたいだ~。ひ~~。
(うまくなれば、たぶん有酸素運動だけになるんだろう)
「長い間乗ってなくても体が覚えてますね。リズムもとれてます。」
と言われ、一安心。
体力、筋力の衰えはいかんともしがたいけども…
引き続き軽速歩をやっていたら、なんだか左腿に異変が…。
「あ、脚がつりそうです~」
ちょ、ちょっと馬を歩かせながら休憩。はあはあ。
左腿の付け根の外側あたりがつりそうになっていたので、ストレッチなどしてなんとかする。
なにかっていうと左足が故障しやすいな、私は。
その後また軽速歩をやって、Sさんが言う。
「今日は駈歩までやらないでおこうかと思ってたんですが、駈歩、やってみます?」
え…なに、その微妙な。
きっとホクトくんは大丈夫な子なんだな。そうですね、先生!
ホクトくんはまだ右手前(右足が1歩目になる)が苦手だそうで、左手前駈足に挑戦。
「扶助、覚えてますか?」
「内方姿勢とって外方脚使う…」
「ちょっと違う…」
「え」
「内方姿勢とって、内方脚でスッと前に押し出す感じ。外方脚は壁です」
高校時代に教わった扶助と違うので、とまどっていたら、
「覚えてるので出してみてください」とのことなので、やってみるけどうまくいかない。
Sさんが鞭(べん)を貸してくれて、再チャレンジ。
鞭のお陰で動きが良くなったホクトくん。
ところが駈歩1歩目はたしかに出てるんだけど、私が邪魔してしまい出せない。
手綱を引いてしまったり、駈歩がちゃんと出る前にこいで(駈歩の時体をブランコをこぐような体重のかけ方をすること)しまったり。
でも、ホクトくんは1歩目をちゃんと出してくれてるんだ。
私のやりたいことは伝わっているんだ!
そう思って集中して扶助をしたら…
すうっと駈歩が出たーーー!
そのあとも必死にこいで、脚を使い駈歩を続けられました。
やったー!
今のはわかった。タイミングが合ったって。
愛撫(馬の首を叩いてほめること)をベシベシしてホクトくんに感謝しました♪
乗り終わったあともホクトくんにブラシをかけてやって終了~。
…で、そのあと筋肉痛と戦うことになったわけです。
あとで調べてみたら、駈歩の扶助は内方・外方どちらもありみたいです。
外方の方が出しやすいらしいから、初心者向きなんだろーか。
今度は落ち着いて内方で出してみたいな。
騎乗日誌0鞍 [乗馬]
何か動物に乗るって、それだけでロマンですよね。
言葉が通じない違う種類の動物に乗せてもらえるんだからすごい。
イルカや大型犬に乗りたい~と思う人は大勢いるでしょう。
ドラゴンもいいな…とか。
騎士とかカウボーイとか武士とか、昔の人は馬に乗っている。
で、その夢をリアルにかなえてくれるのが乗馬なわけです。
運動神経がさほどいいとはいえない私はそんな妄想から馬に乗りたいと思いました。
小学2年生の時に読んだ「ロリィの青春」というレトロなタイトルの少女漫画が引き金でした。
アメリカが舞台のその漫画は、障害飛越馬術をする少女ロリィが主人公のラブロマンス(スポーツ漫画ではない)。
馬術ネタの漫画なんて初めてで、もう夢中です。
「黒馬物語」もそそられました。
『馬に乗りたいー!』
親に頼んで観光地で引き馬に乗せてもらったりしましたが、
習うなんてとてもできない。
だってお金がかかり過ぎるから。
現実的に乗馬は無理だとわかって高校生まで育った私。
それが聞いてくださいよ!
信じられないことに入った高校に馬術部があったのです!
フツーの県立高校なんだけど、近所に乗馬クラブがあってそこで部活動をするのです。
部員はそこで作業(掃除や馬の世話)をして、馬に乗せてもらえる。タダで!
そんな偶然、あり?
入学するまでそんな部があるなんて知らなかったから、美術部に入ろうかと思っていた…。
こんなチャンスはめったにあるもんじゃありません。
チャンスのしっぽは逃しちゃいけない。
初めての体育会系の部活はちょっと怖かったけれど、入部しました。
作業時間のほうが圧倒的に多かった2年間。
ヘタなりに馬に乗ることができるようになりました。
でも、夢がかなった気はしていないのです。
なぜって、ヘタだから。
馬と一体になって走る…なんて感じには程遠い。む~ん。
そしたらば、現在またチャンスのしっぽがチラチラと見えた。
比較的家から近いところに新しく乗馬クラブがオープンしたのです。
このしっぽに飛びつくべきか?
悩んでとりあえずビジターで一鞍乗ってきた…のが前回のブログです。
筋肉痛と戦い、ようやく脚を普通に動かせるようになった…かな?
長い前置きですが、乗った本当の騎乗日誌はまた今度!